ノート+テーブルクロス
小さなノートを買いました。ポルトガルで作られているレタープレス印刷によるもの。1冊ずつ通し番号が押されていて、表紙の色もそれぞれ濃かったり薄かったり。
表紙のこの雰囲気も懐かしい感じで好きなのですが、なにより気に入ったのはノートの紙。
そう、テーブルクロス。そのまま使ってあるので、おうとつもあります。
フランスで入った、お客さんごとにこんな雰囲気の紙のテーブルクロスを掛けかえていた、とあるビストロ。そこでは、オーダーをテーブルごとにその紙でできたクロスに書いて、料理を運ぶと線をひっぱって消す。
お店の人にとってはいつものことで何気ないことかもしれないけれど、それがなんだか楽しそうに見え、なぜかどこか羨ましく思えていました。
このノートを見たとき、ふとその光景を思い出して、これがあれば同じことができる!と嬉しくなりました。
冷静に考えると、同じような紙を探してきたら、自分でもこんなノートが仕上がるかもしれない。これは小さいけれど、大きなノートも作れる。
でも、それでも買おうと思ったのは、表紙も捨て難いこと、中のクロスの柄も懐かしい雰囲気だったこともあります。
けれど、なによりそれまで自分にとって現実味がなく、機会が訪れないと思っていたせいか、すっかり忘れていた”テーブルクロスに書く”という事を思い出させてくれて、なおかつそれをノートにしているという発想が素敵で、感動したから。
この紙にはあのビストロと同じように、ボールペンが一番似合いそう。
by emioohara
| 2007-07-27 23:42
| 文房具