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 夕方、裏の畑のおばあちゃんが、手作りの炭酸まんじゅうをお裾分けに来てくれました。中の餡は、去年採れた栗で作っておいた栗の餡。そして上にはサツマイモ。

 本当は生地をもう少しねかせておいたら、つるりとした表面になるはずだったのに、おじいちゃんが待ちきれなさそうにしていたから急いで作ったからこんな感じ、と言っていたけれど、私としてはこっちの方が手作りらしくて、おいしそうに感じます。

 そんなことを玄関先で話していたら、バイクの音が聞こえてきて、乗っていたのは近所のおじさん。おじさんのお家はおばあちゃんの近くにあって、私は引っ越してきた日に近所の人達にご挨拶に回っていたときにお話ししただけ。

 私たちを見て、バイクを止めたおじさんは、かごに入れていたキュウリを全部、おまけにそのキュウリで作ったぬか漬けまで、あげる、とかごから出してくれました。

 またまた嬉しい!と言っていたら、「カボチャいる?、畑からすぐに採ってくるから!」とあっという間にバイクで行ってしまいました。


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 すぐに帰ってきたおじさんが持ってきてくれたのは、カボチャだけでなく、トマトにナスまで!
仕事帰りに毎日、犬の散歩がてら畑に寄って、趣味で無農薬で野菜を育てているとのこと。

 無農薬は大変なのでは?と聞いたら、好きでやってるから、と楽しそう。うちには、昨日おばあちゃんがくれたモロヘイヤやししとう、しそもたっぷりあります。

 これだけ野菜があったら、ベジタリアンやマクロビオティックみたいに、野菜料理をずらりとならべるのも良さそう!そしてどうせなら大人数でにぎやかに食べたい。

 旬を感じながら野菜がたくさん楽しめるなんて、本当に贅沢でありがたいなぁと思っています。



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by emioohara | 2009-07-29 20:38 | tabemono
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 引っ越しをするときに友達がくれたプレゼントの中に、素敵なサヴォンがありました。箱からして素敵。

 一緒に入っていたカードによると、ブリュッセルにある「Savonneries Bruxelloises」というこのブランドは、1926年創業でベルギーで一番古いのだそう。
 昔ながらの製法を守り続けていて、チョコレート屋さんで使われているようなミルで3回精錬をおこなっていて、その手触りのよさは、カシミアに匹敵するとのこと。

 これはアプリコットの香り。夏にぴったり。

 サヴォンといえば、何年か前にスイスのマダムのアパルトマンに数日間お邪魔したときのこと。彼女は自分のオリジナルブランドでもサヴォンを作っていたこともあるとは思いますが、ゲスト用のバスルームにはいくつかの種類が並べてあり、毎回どれを使おうかと楽しみでした。

 そして、友達の家にも、いろんな国のスーパーで買ってきたシャンプーやリンス、ボディーソープがずらりと並んでいて、それも楽しかった。

 私はシャンプーもリンスもサヴォンも、いつも一種類しか置かない。でもそうやっていろんな種類をいつも並べておくのも楽しいかもしれない、とこのサヴォンを手にして今更ながら思いつきました。



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 この箱の横の絵も気になります。



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by emioohara | 2009-07-28 15:49 | mono
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 2007年度のフランスの本屋大賞を受賞した、ミュリエル バルベリの2作目『優雅なハリネズミ(原題:L'élégance du hérisson)』。

 主人公はパリのとある高級アパルトマンの管理人で、未亡人のルネ、54歳。本当は自分自身を高めるためにマルクスも読む知的な女性。けれど、「管理人」という一般的なイメージを装って生活する日々。
 それから、このアパルトマンに住む裕福な家庭の次女パロマ、12歳。大人の世界に嫌気がさし、自殺を願いつつ、日記を綴る毎日。

 二人とも人には言わず、自分の世界だけで本当の自分をさらけ出している日々。そこへある日、1人の日本人紳士オヅ氏がこのアパルトマンへ引っ越してきたことで、二人の世界は大きく変わってゆく、というお話。

 物語ももちろん素敵。そしてこの本にちりばめられている「言葉」に対する表現やこだわりには魅了されました。また日本文化の表現はとてもすばらしく、日本人である私でさえここに出てくる作品を見たい、と思うほど。

 冬に日仏学院で行われた、彼女の講演会には、本文にも登場し、ミュリエル本人も尊敬してやまない漫画家、谷口ジロー氏と一緒に行われました。

 当日はフランス人も日本人もたくさん詰めかけ、階段に座る人までいるほどの大盛況。作家本人のお話を聞くことは初めてでとても興味深く、最後には本にサインをしてもらう人の長い列ができていました。

 フランスでは映画化も。こちらは若い女性監督が撮られるそうで、彼女も観客の一人として楽しみたいと言われていたので、また新たな作品となるのでしょう。

 彼女は現在ご主人とともに京都住まい。3作目はその京都が舞台だそう。

 第一作目『至福の味(原題:Une gourmandise)』はまだ日本を知らないときにフランスで書いたとのことで、いざ日本に住んでみていろんな食に詳しくなると、あの作品で書いたことが違う部分があったと分かった、とおっしゃっていましたが、実際日本に住みながらの執筆活動で生まれる3作品目は、どんな小説になるのでしょう。

 とっても楽しみです。


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by emioohara | 2009-07-27 17:51 | hon
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 Acoratの小泉さんのところでマットと一緒に購入したもの、それはsahooさんのリボンのネックレス。

 メンズのような洋服を選びがちな私が、「リボン」に魅かれることはこれまであまりなかったのに、このシリーズは見たとたんにとても気になる存在に。

 私が気に入った理由、それは落ち着いたゴールドであること、そしてあまり甘くないリボンの形だということ。

 このネックレスは40cmくらいで、私にしては短めなのでちょっと迷いましたが、まるで蝶ネクタイのような感じで合わせたら素敵なのでは、と思い購入しました。・・・本当はきっと、かわいらしい女の子へ向けて作られた物なのでしょうけれど。

 同じシリーズの指輪も未だ気になっています。

 私の中で「甘くないリボン」はこの夏のブームだったようで、気づけば「甘くない大人なリボン」のついた洋服を無意識にいくつも欲しくなっていました。

 とはいえ、「リボン」に対する甘くないだとか、大人な、とかいう定義はあくまでも自分の中の基準で判断して満足しているだけなので、格好よい雰囲気を醸し出そうと思って身につけていても、周りから見るとただかわいいモチーフ、として見られることは大いにあるのでしょう。



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by emioohara | 2009-07-25 23:32 | la mode
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 6月のある朝外へ出てみると、裏の畑のおばあちゃんの姿は見えないのに、いつも持ち歩いているかごだけが置いてあります。
 おしゃれの一部として持って歩けそうなこの籠を実用的に使いこなしている姿を見かける度に、私も野菜用のかごが欲しくなってしまいます。

 忘れ物?と思っていたら、山の上の方で誰かのいる気配。かごの佇まいが何とも素敵で、おばあちゃんに声をかける前に、かごに近づいてみました。


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 と、そこに入っていたのは梅。
そこで山の方へ向かっておばあちゃんに声をかけてみたら、降りてきたその手には、またたくさんの梅。

 上の方にいくつか梅の木があるけどいつも全部は採りきらない、と言っていたけどなぁ、と思っていたら、なんとこの梅は私のために採ってくれたものでした。

 プラムを貰ったときに、梅に似てるという話から、そういえば数年前に友達の手作りの梅ジャムがとってもおいしかった、と私が言ったのを覚えていてくれて、梅酒にでもジャムにでもと朝からたくさん採ってくれていたのでした。

 そうして、今日。もうすぐお昼というときに玄関のチャイムがなったので、おばあちゃんかな?と思って出てみたら、来てくれていたのはおばあちゃんのところのおじいちゃん。おばあちゃんといるときに話すことはあっても、わざわざ家に来てくれるのは初めて。

 何かあったのかな?と思ったら、でき始めた柑橘類を採りにきたらあまりにもたくさんあるのでと、軽トラックの後ろに出荷用かと思うくらいたくさん乗っていた果物を、袋一杯分けてくれました。

 そしてさらに、お盆過ぎにはもっとおいしくなるけれど、食べきれないからそのままにしておこうと思っていたというまだまだたくさん実がなっている木の一本を、自分の家用には他の木があるので、私の家用に採っておくから、好きなときにとりにきたらいいと言ってくれたのです!たくさんの皮がゴミになるとかさばるだろうから、プラムの樹の下に置いてくれたらいいよ、とも。

 おじいちゃんもおばあちゃんも、本当に優しい。出会って間もないのに、まるで小さな頃近所にいたおじいちゃんやおばあちゃんたちの様に、昔から成長を見守ってきてくれたかのような、なんだか懐かしい気さえしています。


 


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by emioohara | 2009-07-25 00:14 | un jour
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 長野に引っ越しをされた方から、嬉しい贈り物が届きました。

 戸隠や安曇野の生蕎麦や八幡屋磯五郎の七味、野沢菜漬けと一緒に入っていたのは、「そばパスタ」とパスタ用の「和風ソース」。そばとパスタを合わせるなんて考えてみたこともありません。

 味や食感がものすごく気になりますが、まだ食べていません。週末のお昼にでも、と思っています。

 楽しみ!

 ところで引っ越してみて改めて思うのは、日本も地方によって本当に様々な食文化があるということ。さらには、一つの県の中でも南の人が食べているけれど北の人は知らないだとか、同じ呼び名でも地区が変わると作り方が違うだとか、奥が深い。

 この間、裏の畑のおばあちゃんのお誘いで、近くの公民館でのお料理教室に参加したときのこと。平日のお昼ということもあってか、参加者は婦人会や老人会のメンバーが誘い合っていらした様子。
 そこで、まず栄養士さんから配られたアンケートは郷土料理について。いろんな名前がずらりと並び、食べたことがあるか、作ったことがあるかを答えていきます。

 一緒に行ったおばあちゃんはほとんど自分で作ったことがあるし、一通り食べているとのことで、全部にマルをつけていて忙しそう。
 だけど、私はほとんど食べたことが無いばかりか、名前も聞いたことが無いし、その響きから想像することもできない食べ物ばかり。いちいちおばあちゃんにどんな食べ物か聞いていました。

 スーパーにも見たことのないものがいっぱいあるので、とりあえず買って、レジで食べ方を聞くこともあります。

 日本にいて、食べるのが大好きで、いろいろ挑戦してきたつもりでしたが、まだまだのようです。

 日本全国気になるものばかりですけれど、まずはこの町の郷土料理を一通り食べてみることから始めなければ。
 
 

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by emioohara | 2009-07-23 16:59 | tabemono
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 家の裏の畑のおばあちゃんは、この街での私のお友達第1号。まるで孫のように良くしてくださいます。

 趣味でやっているという畑や山で採れる野菜や果物を、本当に毎日のようにお裾分けしてくれるし、ハーブを植えるときには畑から栄養分たっぷりの土を持って来てくれたり、私が採りやすいようにと、うちの勝手口からすぐのところに専用のしそコーナーを作ってくれたり・・・。

 そんなおばあちゃんが6月のある日、プラムが食べ頃になったからと持ってきてくれました。初めてフランスに行ったときに知り合った友達が、これがおいしいと勧めてくれてから気に入っているプラム。だけどフランスのように気軽にたくさん買う、というイメージは日本では余り無いので、これまでは本当に食べたい、と思ったときしか買っていなかったのでとっても嬉しくて、大切に食べ始めていました。
 




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 そうしたら数日後。今度はもっともっとたくさんのプラムが玄関先に袋に入れられておいてあったのです。それは新鮮なうちに食べきる自信のないほどの。

 でも、せっかくもらったのでどうにかしたい。と、考えついたのがジャム。貰ったり買ったりしたことはあっても、作ったことなんて全くありません。
 急遽インターネットでいろいろ調べて、まずは砂糖を買いに出掛けました。砂糖はプラムの半分の量、とまでは分かっていたのに、肝心のプラムの重さを量らないままスーパーへ。2kgぐらいはありそうだったので、1kgの砂糖を手にして帰りました。

 いざ体重計で量ってみると、プラムはなんと3kgも!まぁ甘さ控えめにしよう、ということでそのまま作ることに。

 そうして出来上がってみると、ジャムにしたところで大量!引っ越しでかなり空き瓶も処分していたので、うちにある限りの瓶を集めて詰めました。

 保存できるように熱処理もしたけれど、これまた食べきる自信なし。ということで、まずはおばあちゃんに渡し、それから近所の中でもまだご挨拶をしていないお家をおばあちゃんに連れて行ってもらい、全く自信のないジャムを渡して歩いたのでした。

 と、それでもまだうちには大量のジャムが。しばらくジャムを買う必要はなさそうです。



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by emioohara | 2009-07-22 18:10 | tabemono
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 引っ越して間もない6月の初め、またすぐに1週間の東京生活。仕事だったので、買い物をする時間はなかったけれど、夜はタイミングよくフランスから友達が帰ってきていたり、久しぶりに友達家族に会いに行ったり、忙しい人達がみんな同じ日に一緒に集まって下さったりと、東京にいた時以上に充実していました。

 今回、新たに体験したこと。それは、フランス語の通訳ガイドをしている友達が言っていた、「ガイドを一日中したら、帰りの電車の中で周りの話す日本語がフランス語に聞こえてくる」ということ。
 それを聞いたときは、信じられないし、フランスでも経験したことがなかったので、自分が実感することはないだろうと思っていました。

 ところが、今回の仕事は展示会での通訳。周りはプロの人ばかりで、その方達とお話できたのも嬉しい収穫。私は知り合いの人のブースで、内容もこれまで自分がやってきたことなので、話の展開がわかるので安心。けれど大事な部分は正確に伝えるべく、1日中集中してフランス語を聞いて、話して。そしてさらに、泊めてもらった友達の家はタイ人とフランス人カップルだし、夜にご飯を一緒に食べた人達もフランス語や英語、と日本語の割合が少ない1週間。

 そうやって無意識にも言葉に集中して過ごしていた日々。何日目かの夜、仕事帰りに電車に乗っていたら、やたらとフランス語が聞こえてくる。その展示会もたくさんフランス人がいたので、自分の車両にたまたまフランス人が乗り合わせているのだろう、くらいに思って振り返ってみたら、なんと、そこにいたのはほぼ日本人!
 本当にこんなことがあるのだと、自分でも驚くばかり。不思議な体験でした。

 充実した1週間はあっという間に経ち、東京の最後の楽しみは羽田空港。行く度に楽しくなっているので、空港をゆっくり見たいがために、少し早めに向かいました。

 そこで見つけた「まめぐい」。「かまわぬ」の手ぬぐいがハンカチサイズになったもの。「かまわぬ」と同じく、いろんな柄が並べられている様を見ると、買わずにはいられませんでした。
 とりあえず、自分用にこれだけ選んでみました。「まめぐい」には梱包に使うとよりその良さが分かる柄もあって、手ぬぐいとはまた違った楽しみもあるよう。

 27cm×27cmで、専用の額も売っているので、絵の代わりに和室に置くのもいいなぁ、と思い始めたところ。
 
 またそろそろ東京に行くつもりなので、そのときには「まめぐい」で選ぶ時間もとっておかないと、と思っています。


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by emioohara | 2009-07-21 19:42 | mono
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 引っ越したのは一軒家。部屋が広くなった分、家の中で揃えたものもあるけれど、今度は外に置く物も気にかけたくなってきました。

 見た目は特に何もない家。ガーデニングに力を入れる器用さは持ち合わせていないので、これまでもいつか一軒家に住んだなら、借景を願っていました。
 望み通り、周りは緑がいっぱい。だけどそのせいか、何も無い自分の家が急に浮き立つように見えたので、自分が家に帰ってきたときのためにも、なんだかちょっと明るさや楽しさを外にも欲しいと思うようになりました。

 そこで鉢植えをいくつか揃えて、緑兼どうせなら食べられるもの、ということでハーブを植えました。そして玄関にはお友達の小泉さんのお店「Acorat」のオリジナルのダーラナホースのマットを。

 マットは特に探していたわけではないのに、このマットを見た時、これを玄関においたらいつも楽しくいられるのでは、という気がしたのです。
 思っていた通り、このマットが目に入るとなんだか嬉しくなって家に入ります。

 そして、もう一つ探しているのはポスト。真っ赤なスタンドのポストを置いたらもっと楽しくなりそう。

 

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by emioohara | 2009-07-20 18:58 | mono
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 5月の終わる頃、東京を離れました。仕事の異動で住み始め、気づけば10年。一度引っ越しはしたものの、住んでいたのはずっと同じ街。
 
 東京で家を決める時にいくつか巡った中で、駅を降りたときになんだかほっとして、帰ってきた、と感じたその街は、遊びに来た友達が「ここは東京?!」と言ったほど。
 駅から家までの間に畑も多く、軒先で作った野菜を売っている家がいくつもあり、お店の人達と世間話をしたり、同じアパートの人達とは帰省したときのお土産を渡し合ったり。

 そして、近くに住む大家のおばあさんが意味は分からないけれど素敵だと思って名付くれたアパートの名前には「ローズ」が入っていたけれど、初めは何も無かった入り口。でもいつの頃からかその名の通り薔薇が植えられていて、私が出るときにはこんなにたくさん咲くようになっていました。

 これまではどこに住む時も自分の意志で決めてきた引っ越し。それが今回は家こそ決めたものの、ある日突然告げられた初めての街への移動。
 「引っ越すこと」を決めたのは自分の意思。だけど、まるでカードをひいたかのように決められた時期や場所へ行く、なんて初めてのことで、私にとってはとても不思議で新鮮なこと。住み慣れた街や家を離れることや、何もかも初めての場所への不安は少しよぎったものの、それ以上に決められた流れにのる、という新しい体験ができるという思いがけない楽しみの方が勝ったような気がします。

 というわけで今、新しい町で生活しています。やっと引っ越し葉書を作り、只今せっせと送っているところです。


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by emioohara | 2009-07-16 17:20 | un jour