『ユリイカ』
図書館で出会った本からすっかり夢中になっている米原 万里さん。
この間東京に行ったときに、彼女の特集が組まれている『ユリイカ』のバックナンバーを彼女の小説とともに購入しました。
彼女の書いたものや、対談、そしてエッセイに出てくる人も含めて、彼女の周りの人達が綴る、米原さんとの思い出。いろんな角度から垣間見ることができます。彼女の書いた本をすべて読もう、と改めて思いました。
これまで米原さんの本を読む度思うことがふたつ。一つは、通訳という仕事の大切さ、そして大変さ。もうひとつは、大作で難しいと思っていたロシア文学への興味。
それよりなによりはっとしたのは、時々書かれている通訳との比較という形で出てくる翻訳にまつわること。その中の一つ、あくまでも通訳の話が主役で書かれている文章ででてきた翻訳についての表現で、私は自分が翻訳という仕事にとても魅かれているのだと気づきました。
話すことも大好きですが、ここ数年感じていた書くことや書き言葉としての表現の魅力。そのことと翻訳することが、米原さんの本を読んだことで一つにつながりました。
何かの本を読んで、そこに書いてあることに関心を持ったり、そこを目指したりということは良くあることなのですが、付随的な内容から何かを強く確信するということは私の中にとっては珍しいこと、そして大きな収穫でした。
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Je suis passionnée pour le caractère de Mari YONEHARA.
Grâce aux ses livres, j'ai pu comprendre de l'importance et la difficulité de l'interprète comme profession, et puis j'ai pris intérêt à la littérature russe.
by emioohara
| 2009-11-26 19:10
| hon