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 はさみと同様、長い間使ってないのになぜかずーっと持っているもののひとつがこの印。

 漢倭奴国王の金印のようなこの印鑑は、中学校の美術の時間でつくったもの。真四角の石にカーボンで自分の名前をうつして彫刻刀で彫っていくのですが、不器用な私には至難の業。つるつるした石の上は彫刻刀がスケートのようによく滑るので、文字を彫っているはずが枠をも傷つける始末。

 そして、胴体の部分はめいめいデザインして、こちらもまた彫刻刀で形づくらなければなりませんでした。私は3等分に線を引き、真ん中を球体のようにまあるくしようと一生懸命彫っていましたが、あえなく時間切れ。なんとも中途半端なかたちのままで今に至ります。
 これがすべてではなかっただろうけれども、これが評価の対象だった通知表にはどんなだっただろう・・・。先生って大変。確かこの時の担任は美術の先生だったということも思い出しました。

 秋のご挨拶に手紙を送ろうと思って、便箋を探していたら、頂きものの和風の箋があったので、ふとこれにどうかな?と思いつき押してみました。

 なかなかいい感じ。ちょっと気に入りました。
ーそれにしても、この胴体。彫刻刀があったら完成させたい。今なら楽しめそう。
by emioohara | 2006-09-28 18:59 | 文房具